コンクリート用水路の漏水補修・補強対策

ガイメック工法とは


コンクリート製水路の
漏水防止の結論
ガイメック工法

ガイメック工法

「アクリル系ラテックス」
を主剤とし、
専用セメントに配合した
次世代型コンクリート
補修・補強材です。

昭和24年に土地改良法が制定されて整備されてきた農業用水路、用排水路などの水利施設は、時間の経過とともに老朽化が顕在化し始めています。
コンクリート製品の早期劣化の原因として一般的に、塩害、中性化、凍害、アルカリ骨材反応(ASR)、化学的腐食および疲労などが挙げられます。
また、地震など地盤変動による側溝のズレが原因で継ぎ目の水漏れが発生し、漏水率の上昇と土壌の流出が発生します。
しかしながら、交換工事には多額の費用がかかり、また補修工事もコンクリートとの定着性が悪い、耐用年数低い、養生に時間が掛かるなどの課題を抱えていました。
そんな課題を解決する方法として生まれたのが、ガイメック工法です。

《製品の概要》

アクリル系ラテックスを主剤とし、専用セメントに配合した次世代型コンクリート補修・補強材です。
無機系+有機系=複合材料で、無機系の欠点を有機材料が補い、有機系の欠点を無機材料が補う全く新しい材料で、耐久性・耐候性・耐熱性・耐寒性に優れ、且つ柔軟な塗膜を形成する複合材料です。
無機系の欠点は割れやすい、硬い、耐水性に問題あり等の反面、耐久性に優れる。
有機系の欠点は光によるポリマーが劣化する(耐水性に問題あり)反面、耐水性に優れ、柔軟な被膜を形成する。
お互いの欠点を補い優れる複合材、それがガイメックです。
素材を選ばず強力な接着力を持ち、広い温度域で伸縮性を有し氷点下では、更に伸びを保持します。(-30℃〜50℃ 耐候性試験結果より)
温度変化に強く耐久性に富み、紫外線・塩害にも非常に強い材料です。

耐久性・耐水性・耐寒性・
耐震性・低コスト・短納期
全てを兼ね備えた漏水防止工法

耐久性

施工から30年以上の経ち、現在でも現役で稼働中。特に紫外線には強い。

耐水性

親和性の高いアクリルポリマーが高い防水性能を発揮。

耐寒性

氷点下30度以下でも柔軟で剥離を起こしにくい。

耐震性

震度6の地震でも地盤のズレに追随し剥がれない。

低コスト・
短納期

何度でも重ね塗りが可能であり、幾年にわたり補修・修繕が可能。(エポキシ系は不可)

また、特殊樹脂モルタルは環境に優しく、
自然にダメージを与えません

ポリマーセメントモルタルと
ラテックスポリマーについて

ポリマーセメントモルタルとは

ガイメックモルタル工法に使用されている「ポリマーセメントモルタル」はセメント硬化体の本質的な欠点を改善するために、モルタル中に機能性高分子ラテックスを配合した組成物で無機と有機の複合体です。
カーボン繊維を凌ぐ引張り強度を有する特殊繊維配合の為、靭性に優れた硬化体を形成します。(クラックが起こりにくく、仮に起こったとしてもマイクロクラックに分散します。)
また、アクリル系ポリマーを配合する為、安定した付着強度を発揮し、耐水性に優れています。さらに早強ポルトランドセメントベースのため強度が早く出て、長期耐久性に優れます。

ガイメック工法

ラテックスポリマーとは

一般に直径0.1〜0.5μmの球状の高分子物質(ポリマー)が水に分散したものでセメント改質剤として機能します。耐水性、耐アルカリ性、耐久性に優れ保水性も高いのが特長。
軟度変化が少なく皮張りが少なく、鏝塗り作業性が良好で、セリフレベリング用プライマーとして最適です。

ガイメック工法

耐久性と柔軟性

2倍以上の伸縮にも
破断しない柔軟性

特殊樹脂モルタルは柔軟性に優れた特殊変性アクリル系ポリマーと耐久性に優れた特殊速硬セメント(+繊維)との複合体で、柔軟な性能で且つ耐久性に優れています。
圧縮や曲げ、引張強度等が既存コンクリートと同等以上で、熱膨張係数、弾性係数およびポアソン比等が既存コンクリートと同等です。

ガイメック工法
塗膜物性 ガイメックR工法 ガイメック速乾工法
+20℃ 28日養生 +20℃ 28日養生 +20℃ 28日養生
  +70℃ 14時間加熱  
塗膜物性 +50℃ 破断伸び(%) 108 111 -
破断強さ(Mpa) 0.27 0.31 -
塗膜物性 +23℃ 破断伸び(%) 135 133 27
破断強さ(Mpa) 0.29 0.31 0.62
塗膜物性 -10℃ 破断伸び(%) 211 201 18.30
破断強さ(Mpa) 0.67 0.73 1.60

※試験条件

ガイメックとガイメックモルタルを1kg:1kg:の配合でPEシートに2mm厚施工し、
20℃、65%、14日養生、裏返して更に20℃、65%、14日養生する。

優れた付着性と曲げ強さ

ガイメック工法
試験項目 試験結果 試験方法
曲げ強さ
(材令28日)
8.3 N/mm2 JIS A 1171
圧縮強さ
(材令28日)
50.3 N/mm2 JIS A 1171
付着強さ
(材令28日)
2.2 N/mm2 JIS A 1171
吸水率
(材令28日)
5.0% JIS A 1171
長さ変化率
(材令28日)
-0.05% JIS A 1129

平成30年1月製造分

施工から15年以上経過した現段階でも、
その効力は維持、そして地震にも耐える

2002年10月、用水路目地補修の施工を行ったが 翌年の5月の宮城県沖地震発生後、水路にズレは生じたものの亀裂は無し。

宮城県沖地震:2003年5月26日 18時24分 発生
宮城県気仙沼沖 深さ72kmを震源 マグニチュード7.1 最大震度6弱

ガイメック工法 ガイメック工法 ガイメック工法

2007年3月新潟県燕市で現場打ち水路補修工事完成後、同年の7月に新潟県中越沖地震が発生し、筋状の変化があったが亀裂は無し。

新潟県中越沖地震:2007年7月16日 10時13分発生
震源の深さ17km マグニチュード6.8 最大震度6弱 新潟県柏崎市、長岡市、刈羽村、長野県飯綱町
津波:0.2m~0.3m  柏崎市、佐渡市小木

ガイメック工法 ガイメック工法 ガイメック工法

損傷状況に応じた2つの工法で
漏水を防ぎます

全面
補修

ガイメックモルタル工法

[ 表面被覆工法 ]

ガイメックモルタル工法

高性能特殊繊維配合のため、靭性に優れた硬化体を形成します。高靭性繊維により靭性、耐摩耗性に優れせん断破壊せず、ひび割れを抑制し拡大しません。

ガイメックモルタル工法の
詳細はこちら

目地
補修

ガイメックR工法

[ 目地補修工法・ひび割れ補修工法 ]

ガイメックR工法

ガイメック2層塗りにより、弾力性・伸縮性に優れ、2次製品の目地からの漏水、現場打ち水路の伸縮目地、川底からの漏水を防止。

ガイメックR工法の
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